サラリーマン兼業個人事業主をはじめました------>株式会社設立を目指して!!

個人事業主の開業届けをだして、サラリーマンのまま兼業個人事業主になった。試行錯誤を続け、株式会社設立を目指します。

青色申告の決算その1-----口座残高のチェックと入力ミスの訂正(および事業主勘定の相殺)

青色申告の決算について、個別に処理をまとめようと思う。

 

(1) 事業用の口座残高・現金残高と、青色申告ソフトの計算上残高の不一致チェック

 

まずはじめにやっておくべきなのは、12月31日時点での銀行の口座残高と事業用現金残高を、青色申告ソフトの期末の集計残高に一致させることだ。

 

毎週あるいは毎月、きちんと残高チェックをしていれば、大した手間ではないだろう。

口座残高と帳簿上の残高が一致していないと決算処理はできないし、これを放っておくと調査に入られたときに大変なことになる。(^_^;;;

 

特に「事業主借」や「事業主貸」を多用して、事業と家事分の費用と資産を混同している場合に不一致が起こりやすいと思う。私の場合、「事業主借」を「事業主貸」で間違って入力していたことが何件かあった。(**注意=現金や預貯金ならば集計金額と実際の金庫の現金、預金残高が不一致になるのでチェックできるが、「事業主借」「事業主貸」の残高チェックをするために参照できる数値はないので、目視で仕訳入力した項目を一つ一つチェックするしかない)

そうでなければ単純な入力ミスなので、領収書を見ながら入力漏れと入力ミスをチェックしていくことになる。

 

どうしても残高が一致しない場合はどうするか?

(小規模な個人事業では本来あり得ないと思うが、経理の管理が杜撰だということなので、反省してこまめに残高チェックをしたほうがよい)

 

実際の残高に帳簿の残高を合わせなくてはならない。(過不足金の処理)

・実際の残高が計算上の残高より多い場合、やよいの青色申告で「現金出納帳」あるいは「預金出納帳」を開き、「雑収入」の相手勘定科目で入力する。

・逆に実際の残高が計算上の残高より少ない場合、やよいの青色申告で「科目設定」で「損益科目」内の「経費」に「雑損失」の勘定科目を作成する。「現金出納帳」あるいは「預金出納帳」を開き、「雑損失」の相手勘定科目で入力する。

(なぜかやよいの青色申告では標準で「雑損失」の科目が存在しない。「雑費」で処理するという情報もあったが、「雑費」は何にでも使えて混乱すると思ったので、「雑収入」に対応する「雑損失」という勘定科目を作成することを勧める) 

 

 

(2)事業主借と事業主貸の相殺(実施しなくてもよい) 

 

「事業主借」は家事分の財布から消耗品の費用を払ったり、事業資金が足りなくなったときに追加入金するときに使う。

「事業主貸」は事業資金から、自分の生活費・給料として支出する時に使う。

 

決算時に相殺しなくても、来期の期首の元入金を計算するときに両方ともゼロになる。決算に影響することはなく、必須の処理ではない。

 

ネット上で検索して調べてみたが、決算で相殺した方がよいという意見と、青色申告ソフトで来年度の繰り越し処理をすれば自動でゼロになるので必要ないという意見があった。

 

個人的意見としては、

「事業主借」の仕訳入力が多く、事業収支が赤字だった場合、既に開業時の元手資産を使いはたしているかもしれない。

決算時に事業以外からの追加入金分を引いて正確な資産状況を把握することで、事業を継続できるのかどうか判断した方がよいと思うので、決算時に自分は行うようにする。

 

ちなみに「事業主貸」のみしか使用せず、自分の「生活費・給与」の出金という位置づけの場合、それは必要な支出なので、事業主借で入金して相殺する必要はない。

 

やよいの青白申告では、12月31日時点で「集計」メニューの「残高試算表」を開き、「事業主借」と「事業主貸」 の年間の金額を確認する。

・事業主借が事業主貸より多い場合は、「現金出納帳」あるいは「預金出納帳」を開いて「事業主貸」で支払入力する。

・事業主借が事業主貸より少ない場合は、「現金出納帳」あるいは「預金出納帳」を開いて、「事業主借」で入金入力する。

※※※入力だけでなく、実際に資金を移動すること。

 

 

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