サラリーマン兼業個人事業主をはじめました------>株式会社設立を目指して!!

個人事業主の開業届けをだして、サラリーマンのまま兼業個人事業主になった。試行錯誤を続け、株式会社設立を目指します。

平成29年度の確定申告を終えました

例年いつも2月の中旬には確定申告を提出しているのだが、今回はサラリーマン仕事が忙しくて昨日やっと提出できた。

今はもう慣れたもので、青色申告申請書と青色申告内訳書の作成は本ブログの記事にある手順でルーチン化できているため何の支障もなかった。

 

確定申告会場に行ったのだが、大勢の人が確定申告相談の待ち合いにいた。番号札は500番台を表示していて、まだ70人くらいは待っていた。お年寄りだけでなく、半分以上は三十代四十台の若い(?)人だった。

 

いつも思うのだが、無料だからといって税務署の人に頼るのは怠惰なだけじゃないかと思う。

お年寄りは頭を悩ますくらいなら会計士に頼めばよい。会場にいる税務署員に対処できる程度なら複雑ではないだろうし、日当程度でやってもらえるのではないだろうか。

若い人は、青色申告ができるくらいの会計知識と財務管理ができないと、個人事業をうまく回すことができないのではないかと思う。

 

そんな他人事はどうでもよいのだが、

確定申告申請書と確定申告内訳書の控えに、税務署の検印を押してもらって、やよいの青色申告で、総勘定元帳・仕訳日記帳・現金出納帳・預金出納帳を帳票印刷して、確定申告申請書と確定申告内訳書の控え、それから領収書を貼った台帳・証明書類などと一緒にファイルして、書類棚に入れた。

 

これで終わり。簡単なものだ。

 

ノマドワークの経費仕訳

前回書いたが、事務所がなくなって、ファミレスやファーストフード店などでノートパソコンを持って行って作業をしている。

 

無料でwifiが使えるのは、マクドナルドとジョイフル、イトーヨーカドーの7スポットで、地方都市には数も少なく、混んでいる時とか声のでかい客がいる時に別の場所に移ろうとしても選択肢がほとんどない。

7スポットはフードコートがあって、私以外にもネットを使うだけで居座る人がたくさんいて、共犯者意識が働くのか、ばれなきゃいいさという感じで使わせてもらっているが、それだけに人が多く、学生が集まり、かなり騒々しくて、集中するのが難しい。

それと、ホームレス風とか生活保護風、わずかな年金で生活して暇を持て余している老人などの仲良しグループみたいなものがいくつかできているようで、今までそういったものに気を留めたことがなかったので、同病相憐れむ(?)みたいなものなのかもしれないが、一見和気あいあいとした雰囲気に少し考えさせられた。

  

そのうちwifiルーターを買って、格安SIMで、ガストとかモスバーガーとかミスタードーナッツ、図書館などでも作業ができるようにしようと思っている。

 

それはそれとして、wifiは無料でも入店すれば何か飲み食いしなければならず、マクドナルドではコーヒー、ジョイフルではドリンクバーを注文しているのだが、個人事業のための場所代みたいなもので、経費として計上できるのか調べてみた。

 

通常、コーヒー代は「福利厚生費」の仕訳になるのだが、ノマドワークの意味合いとしては、作業場所としての「地代家賃」という意味合いが強い。しかし、飲食代金をその仕訳で入力するのは、やはり違和感がある。税務署のチェックがあった時にやばそうな感じがする。

他のノマドワーカーがどうしているかというと、打合せの飲食は「接待交際費」、自分の作業でのコーヒー代は「雑費」で仕訳しているようだ。

やたらと「雑費」に仕訳するのはよくないと何かで読んだ気がするが、明確に当てはまる科目がないので、今回は仕方ない。

 

それで、「雑費」の補助科目に「作業場所代」を作成し、「摘要」に簡単な説明を書くことにした。(例:マクドナルドでのブログ記事作成)

これでどうなるか分からないが、税務署チェックがあった時は、事務所を追い出されたと言って、泣き落とししようと思っている。(^_^;;;

 

 

やよいの青色申告 18 通常版

やよいの青色申告 18 通常版

 

 

事務所を閉めました----でも、サラリーマン兼業個人事業主のまま

先月のことだが、イトーヨーカドーのフードコートで、コーヒーを飲みながらノートパソコンを持ち込んで、暇つぶしをしていたら、すぐ前の席に、定年退職したような品のいい老夫婦が座り、そこに、「すみません。遅れました」と息せき切って、二十代後半か三十代前半の身なりの清潔な若い女性がやってきた。

 

白髪の多い夫の方が、「いやいや、大丈夫ですよ」と穏やかに微笑みながら言った。

キャリアウーマン風の若い女性は、挨拶もそこそこに、「ご相談したいことがございまして、わざわざお呼び立てしてすみません」と切羽詰まったような感じで言い、夫人がコーヒーを三つ買って持ってくる間に、品のいい老人に概要を語り始めた。

 

先月納入した商品が顧客から大量に返品されて、予定していた売上がなくなってしまったとのことで、どうやら資金繰りか何かの相談らしかった。

女性は何かの会社を経営していて、どんな商品かは会話に出てこなかったが、家族の協力の元、政策金融公庫(???だったと思うが、記憶が曖昧)から一千二百万円借りて、さらに、xx信用金庫からも一千万円借りていて、実家は抵当権(?)がつけられ、起業から二年が経過して、来月から政策金融公庫に月々の返済をしなければならないらしい。(何年か前に少し話題になった起業支援の融資かもしれない。確か二年か三年で正社員を雇えるまでにしなければ、融資全額返済という非現実的な内容だったように記憶している)

 

お金を親族からも借りているのか、役員は全て家族で、借金返済替わりなのか、給料も出しているらしい。

  

老人の質問の仕方には手慣れたようなところがあって、おそらく元銀行員か、会社経営者だったのだろうと思われる老人は、だいたい次のようなことを言った。

 

「その事業は将来性があるのかな? いや、私にはあなたのやっている事業のことはわからないが、君がこの先続けて採算がとれる可能性があると思っているのか・・・事業の先が明るくはないのに、会社を続けるのはどうだろう。親族に給与を出しているというが、会社は利益を出してそこから給料を出すものだろう。借金を信用金庫ひとつに纏めたりして考えてみるべき時期じゃないかな」

そう、あくまで穏やかに諭すように語り続けた。 

 

女性は泣き出しはしなかったが、平静を保ちながらも、時々鼻をすすっていて、私はいたたまれなくなって席を立った。

 

その数週間後、大家さんに、プレハブ小屋の柱が腐っていて補修か建て替えをしなければならない、と言われ、廃屋を直すお金がもったいないし、まとまったお金も用意できてないので、安全のため取り合えず、出てほしいとのことだった。

 

事務所は電話やインターネットを引いていたが、ほとんど荷物置き場になっていたので、無駄といえば無駄だったが、やはり、事務所があると安心感があって、儲からない個人事業を続ける拠り所となっていた。

 

新しい事務所を探すことは全く考えなかった。

個人事業についてだけ言えば、普通の事務所を借りたりしたら、最低、年100万以上は家賃に経費がかかり、現在二十万円程度の赤字が、百万円以上の赤字になり、サラリーマン兼業で賄える範囲を超えてしまうからだ。

 

単なる偶然かもしれないが、

あの老夫婦と若い女性経営者の会話は、他人事でもなかったわけだ。

 

私は借金もないし、身の丈に合った仕事しかしてなくて、融資が必要なほど大きな事業をしてなかったので、個人事業の採算は取れてなかったが、事務所の廃止が個人事業の廃止になるわけでもなく、変な言い方だが、”サラリーマン兼業ノマドワーカー“に移行することにした。

 

事務所は十月末で、全て片付けた。

 

 

 

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