また仕事ではなく、雑用を依頼されてしまった。
知り合いの知り合いのような人の紹介だ。
お客さんから返品されて放置されたパソコンがあるので、使えるようにならないかということだった。
機械的に故障したわけではなく、Windowsの動作が少しおかしいとのこと。
Windows7のインストール用CDはあるので、やってみる価値はあるだろう。
データなどは消去して、初期状態になってもよいと言われた。
これもコネ作りと思い、土曜日の休みを利用してやってみた。
再インストールだけなら簡単だと思ったが、はまってしまった。
パソコン本体には 、WindowsXPのプロダクトキーのシールが貼ってあるのだが、実際にインストールされているのはWindows7なのだ。
XPを無料アップグレードしたのかもしれない。
しかし、Windows7のライセンス認証を実施していないので、壁紙など一部の機能が使えなくなっているのだ。
最初は、素人がわからないままにいろいろ弄ってしまい、わけのわからない状態になってしまったのかと思っていた。
Windows7のCDはむき出しで、プロダクトキーの表示されているケースも用紙もなかった。
今回貸してもらったWindows7のインストールCDは別のパソコンの付属品で、ライセンス違反の代物かもしれない。
つまり、サポートの終了したXPを無理矢理Windows7マシンに仕立て上げれば、納品できると企んだのだろう。
思惑に反して、ライセンスエラーとなりずっと困っていたわけだ。
なにもしないわけにもいかないので、Windows7の再インストールを行った。
しかし、当然プロダクトキーの認証で”有効でないプロダクトキー”と表示された。
ためしに本体に貼ってあるXPのプロダクトキーを入力してみたが、ダメだった。
これでは以前とかわらない。ライセンスを購入しないとだめだ。
パソコンがもったいないのはわかるが、自分の失敗を押しつけてタダで仕事をさせようなどとは舐められている。
次回からこのような依頼は、有料であることを最初に言わないといけないと決心した。