お客さんではないが、知り合いの個人で電気工事をしている人から、キーボードの調子が悪いので見て欲しいと言われた。
仕事としてではなく、ケーブルでも抜けてるのかと思って見に行った。
そのキーボードはかなり年季がいって、アルファベット文字が消えているキーがあった。あるキーが何度叩いても入力できなくなっていて、これは器械的な寿命であることは明らかだった。確認のために持って行った、自分のキーボードは正常に入力できた。
キーボードは電気店で数千円で売っていることを教え、当面自分のキーボードを貸すことにして、帰った。
それから二週間ほど音沙汰がなく、その人に電話したら、面倒臭いから買ってきて取付けしてほしいと言われた。
いやしくも電気工事で仕事をしているのに、パソコン関係には苦手意識を持っているようで、性格的にも雑というか、怠惰な人ではあった。
タダ働きする気はないので、取り付け作業料という名目で、キーボード購入額+千円ほど貰うことにした。
電気店で安いキーボードを購入して取り付けたら、その場で現金払いしてくれた。
事務所に帰って、やよいの青色申告を起動したところで、
初めて物販という形で仕事をしたのだが、やよいの青色申告でどういう仕訳をすればよいか悩んだ。
基本に戻って、帳簿付けを始めた時に買った、日商簿記3級の解説本を読みなおしてみると、単純に、
(借方) (貸方)
仕入高 xxxx円 現金 xxxx円
現金 yyyy円 売上高 yyyy円
で良いらしい。
ただし、上記は三分法という形での仕訳で、仕入れた物を「経費」として扱う方法だ。
仕入れと売上の差の「利益」は期末の締めの時に処理する必要があるらしい。
それとは別に、分記法という仕訳があり、
商品 xxxx円 現金 xxxx円
現金 yyyy円 商品 xxxx円
商品売買益 zzzz円
と入力する必要があるらしい。
これは、仕入を商品という「資産」として扱う仕訳で、商品が売れるごとに商品という科目の「資産」を減少させて、その時に生じた「利益」をその都度、毎回計算して仕訳入力する方法だ。
やよいの青色申告の仕訳の科目には「商品売買益」が見当たらない。
おそらく、期末にやよいの青色申告が自動で利益を計算してくれるだろうから(そのためのソフトウェアだし)、必要ないのかもしれない。
それで、簡単な「三分法」で入力することにした。
入力は簡単にできたが、期末にならないと「利益」が正しく計算されるかわからないのが、ちょっと心配だ。
来年の確定申告の時に気をつけて確認しようと思う。