サラリーマンでの会社の近くのラーメン屋の前に、「定食やってます」という黄色い大きな看板が立っていた。定食メニューはメンチカツやコロッケなどだ。
その下の方に小さく「昔ながらの支那そばあります」と書いてある。
元々ラーメン専門店のはずだったのに、ラーメンがサイドメニューになったようだ。
去年の秋に開店したのだが、半年しないうちに路線変更を余儀なくされたのだ。
廃業が続く地方都市で、まだ営業を続けられるだけマシなのかもしれない。
1月になって、あらゆるところで「テナント募集」「オーナー募集」の看板が目につくようになった。
正月早々、いきなり看板が外されていた店舗も多い。
これらは12月まで確かに営業していたのだ。
残念ながら資金に行き詰って、年を越すことができなかったのだろう。
反面、塾とクリーニング店(コインランドリー併設も)と1000円カットの散髪と弁当屋は、たくさん開業している。
こういう事業は不況にも強いのだろうか?
それともフランチャイズ会社の助けで、開店することだけは可能なのだろうか?
先週、興味深い開業事例があった。
去年あるフランチャイズの塾が開業したのだが、その隣(正確には小さな駐車場スペースを隔てた場所)に別のフランチャイズの塾ができていた。
おそらく自宅を改造して開業したのだろうが、近所付き合いを悪化させることは考えなかったのだろうか?
何よりスーパーやコンビニではないのだから競合店の隣で開業する必要はない。
同じ場所(通学範囲・学校区内)でシェアの食い合いをしてどうするのか?
私の勝手な推測だが、脱サラあるいはリストラされた人が、資金の節約のため自宅で開業せざるを得なかったのではないだろうか?
まさか元教師?
ビジネスに鈍感な職種だから、こんな無茶なことをやってしまってもおかしくない。
近所のいがみ合いで殴り合いのケンカにならなければよいが・・・・・
野次馬感覚で、成り行きを見守りたいと思う。(^_^;;;;