今日、久しぶりに会社のボロボロの軽自動車を運転して、市内を走った。
内勤なので、昼休み以外に外に出る機会はほとんどない。
平日の昼間の街の様子を見るのは久しぶりだった。
今年の前半は、事務所探しのために週末にあちこち走りまわっていた。
あの時はよい事務所がないか、あちこち目を配ってよそ見運転していた。
廃業した空き店舗が異常に目立ち、3カ月無料という貸事務所もあった。
空き事務所の多さに、実態経済が良くないことを感じていた。
そんなことを思いながら流れていく店舗を眺めていたら、いきなり看板をはずされた空き店舗が目に飛び込んできた。
そこは10年以上中古のゲームや漫画、DVDを買取・販売していた中古ショップだった。
大手の系列とかフランチャイズではなく、めずらしく個人の経営だった。
詳しく見る暇もなく、車で通り過ぎた。
また別の廃業した店舗が目に入った。
そこは、雑貨かギフトのショップだったと思う。
まだ廃業・倒産の連鎖が続いているのだろうか?
アベノミクスで株価だけ上がって、実体経済は悪くなっているとしか思えない。
消費税を再度増税したら地方の経済はどうなってしまうのか想像もつかない。
もともと年末や年度末は、廃業や倒産が多くなる。
おそらく銀行の決算とか収支報告の関係で、資金回収の取り立てが厳しくなるからだろう。
地元のJR線は年末や年度末になると人身事故が多発し、毎日のように列車が遅れる。
資金繰りに行き詰った人達がJRに引き寄せられていくのだ。
中学・高校時代の私には、それが年の瀬を知らせる行事のようになっていた。
今日のJR線のダイヤは大丈夫だろうか・・・・
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昼間に上記のようなことを考えていたら、7~9月のGDPがー1.6%とのことで、株が急落していた。
「アベノミクスを信じてほしい」とかG20で言っていたのは何だったのか?
速報値とはいえ、政府内では先週には結果がわかっていたはず。
「解散風」が突然盛り上がったのは、再増税が不可能なのことが関係者に伝わっていたからだろう。 (インサイダー取引に使われたかも)
黒田日銀総裁も「再増税が前提」でサプライズを仕掛けたのに、無駄だったどころか、財政を悪化させただけに終わるだろう。
厳しい年末になりそうだ。