ネットオークションのお手伝いの方は、出品した商品が入札なしで流れることがいままで一度もなかった。
商品の所有者の人も落札金額に不満を言ったことはあるが、代金が確実に銀行口座に振り込まれて残高が増えることにはとても喜んでいた。
普通の仕事では、20日締め請求して2ヶ月後の入金で、しかも顧客の勝手な仕様変更の追加費用(今回のオークション出品の発端)を払ってもらえないこともある。
次の仕事の資材を仕入れるための現金に困ることが多いそうだ。
今は毎週落札されるごとに、少額ながら現金を手にできるので精神的に気が楽になっているようだ。
しかし、今回はじめて入札がない出品が発生してしまった。
いままでが順調だっただけに、所有者の人にまた愚痴を言われてしまった。(ボランティアでやっているのに(^_^;;;;)
原因には心当たりがある。
同一商品を複数個で1セットにして出品し、入札開始金額を高めに設定したことだ。
商品1個あたりの単価は500円程度なのだが、1セットでまとめると5千円になる。
1出品で商品数を設定してバラ売りにすればよかったのだが、所有者の人が1セットのまとめ売りにしたいといって譲らなかった。
私がお客だったら入札しないと思い反対したが、個別にすると発送が多くなり面倒臭いのが嫌なようだった。
本人の強い希望を無視するわけにもいかないので、言う通りにした。
そうしたら、案の定、初めての「入札なし」である。
ウォッチリストはなく、参照数も5回だった。
私は今回はじめてオークションの出品をやっているが、ある意味、落札希望者との心理戦という要素が高いように思う。
初心者ながら出品のポイントをまとめると、
・注目を集めるためには、開始金額は相場より低めに設定する。
・同一商品を複数個出品する場合でも、希望者が必要な個数だけ落札できるよう、バラ売りできるようにする。
・決済方法はクレジットカードやネットバンクなどを使用できるようにする。
(今回は”信用金庫”口座のため、落札者からクレームではないが要望が何度かあった)
発送に手間がかかるとか、ネット口座を作るのに時間がかかるという出品者の都合を押しつけても、しっぺ返しをうけるだけだとよくわかった。