サラリーマンの仕事中、携帯電話に個人事業関係の連絡が入った。
いつもはサイレントモードにしているのだが、どういうわけか今日はモードの切り替えを忘れていた。
上司や同僚のいる衆人環境の中で、秘密にしている個人事業での着信音が鳴り響いたのだから、ビックリして慌てふためいてしまった。
一旦、電話を切って、折り返しで電話した。
連絡してきたのは、「廃屋」の事務所を紹介してくれた電気工事店の社長だった。
電気関係の計測装置のデータをパソコンに取り込んで統計や分析をするソフトウェアがあるのだが、インストール方法とか使い方がよくわからないとのこと。
とくに急がないということなので、近日中の仕事帰りにお伺いすることになった。
お金になりそうもないが、恩義もあるし、ずっと以前に失業していた時に同じようなソフトウェア調査とか指導をして、アルバイト代をもらったことがある。
うまく話が進めば、不定期の仕事になるかもしれない。
考えてみると、こういうソフトウェア調査とか指導というのは商売として成り立つのだろうか?(特に知識や技術にお金を払う習慣のない日本で)
パソコン教室とかで、WordやExcelを教えるのとは少し違う。
電気工事という分野の狭い領域のソフトウェアのため、解説書があるわけではない。
開発した技術者の書いた専門用語だらけのマニュアルがあるだけで、その内容もライターとしての技術が不足しているのでわかりにくく、抜けや間違いが多いのが普通だ。
ソフトウェアを操作しながらマニュアルの内容を確認して、できることとできないことを確認するしかない。
ソフトウェアやネットワーク関係の知識がないと、全く使えなかったり機械を誤操作してしまう。
これも”技術料”として請求してよいと思うのだが、日本人でそれを理解している人は少ないと思っている。
お金を払うのが嫌なだけなんだろうけど・・・(^_^;;;