以前の記事に書いたが、お客に返品されたパソコンのインストール作業を請け負ったことがある。
WindowsXP proのパソコンに、(おそらく別のパソコンの)Windows7のCDでインストールしようとしていた。
当然のことながら、ライセンス認証に失敗した。
Windows7のインストールだけして、ライセンス違反でどうにもならないことを伝えて、返却した。
その人たちがまた、性懲りもなく同じパソコンのインストールを依頼してきた。
ヤフオクで、Windows7のライセンス付きインストールCDを落札したとのこと。
正確な落札価格は教えてくれなかったが、3,000円くらいだったそうだ。
自分たちでインストールしたが、やはりライセンス認証ができないらしい。
しかし、前回と違い、電話でライセンス認証をするようにとメッセージがでるという。
とてつもなく長い暗証番号を入力するような画面が表示されていて、面倒臭そうなのでやりたくない。
それより電話でなにか質問されたりするのが怖いので、また私にやって欲しいらしい。
全く懲りない人たちだ。
断ろうかと思ったが、もしうまくいけば中古パソコンを安くwindows7マシンにする裏ワザを確立できる。
OSのクリーンインストール作業は待ち時間がほとんどなので、事務所で読書やDVDを見ながら、片手間でやれる。
次回からは有料であることを念押しして、今回は無料で作業した。
おそらくもう依頼はしてこないとは思うが、面倒が減ると思えば気が楽だ。
万が一、また依頼してきたら正々堂々と料金交渉をすればよい。
今回渡されたWindows7のCDは、なんとアメリカで販売されたDELLのパソコン用の未開封のCDだった。ちゃんとライセンスシールも付属していた。
パソコンは別メーカのものだが大丈夫だろうか?
アメリカ版だがインストーラは世界共通の多国語対応なので、日本語で操作・入力できる。
インストールは問題なく終了したが、やはりインターネット経由のライセンス認証には失敗。
電話でライセンス認証をするようにメッセージが表示されて、日本での電話番号が表示されていた。
電話をかけてみると、人間のオペレータではなく自動音声案内だった。
30字くらいの数字を入力すると、無事ライセンス認証された。
InternetExplorerの最初のページがアメリカのDELLになっているくらいで、問題なく動作している。
ヤフオクを検索すると、同じようなCDがたくさん出品されており、商売でやっている人がいるのだろう。
CDの出処はあやしそうだが、こちらが関知することではない。
インストールに成功したことを連絡すると、すぐに取りに来た。
次はまともな仕事を紹介してほしいものだ。