最近、フランチャイズのことが頭から離れない。
このままサラリーマンを続けていても、経営能力は身につかない。
手っ取り早く起業でき、ある程度のノウハウを提供してもらえるなら、勉強だと思ってフランチャイズ契約をするのが独立の早道だとも思う。
しかし、調べれば調べるほどフランチャイズは危ないという雰囲気がある。
どのフランチャイズでも契約を増やして、ロイヤリティで稼ごうとするため、現実を無視した景気のよい収益モデルを掲げている。
そのパターンはだいたい同じで、最初の数年は採算は厳しいが、懇切丁寧に本部が指導して経営が軌道に乗るまで面倒を見ます、というものだ。
私の場合、経営の勉強・経験がしたいというのがフランチャイズに興味をもつ主目的なので、失敗しても、それは次につながる。
ただ、できるだけ損失が少ない段階で、廃業できるものがよい。
昨日気づいたが、先週まで営業していた近所のスシローが廃業していた。
まだ一年程度しか経っていない。
それだけではない。
車を運転しているときに、気をつけてビルや店舗を観察してみると、先月まで営業していたはずの事務所や飲食店が廃業していた。
「テナント募集」の看板がいたるところに掲げてあった。
消費税増税の影響だろうか?
以前にも書いたが、経営が立ち行かなくなったと判断したら、早く廃業すべきだ。
しかし、フランチャイズ契約は契約期間が定めてあることが一般的で、その場合の違約金がかなり高額らしい。契約時に強制購入させたれた業務用機械なども返還させられるらしい。
また、日本人の悪い癖で、「縁起の悪い」ことには触れたがらない。
解約するときの詳細が、明確に決まっていないことが多く、店舗側からの解約要求時に違約金が発生するかどうかも曖昧なままのケースも多いらしい。
当然トラブルのもとだ。
ネットで調べてみたが、当然のごとく、違約金のような都合の悪いことは書かれていない。
「2ちゃんねる」くらいしか、それに関する情報が得られなかった。(落書きみたいなものなので全面的に信じるわけではないが)
「おそうじ本舗」は残りの契約期間のロイヤリティ+広告料などの経費の7掛けらしい。
ただ、「2ちゃんねる」の書き込みによると、裁判所に訴えでて「和解調停」にもちこみ返金を勝ち取った人もいるようで、契約書が曖昧だったのだろう。
(近所で「おそうじ本舗」をしていた人は、払ったのだろうか?)
手軽に起業・廃業できるならフランチャイズに飛び込むのだが、世の中甘くないらしい。
玉砕覚悟で、自分で起業するかどうか、毎日頭を悩ませている。