この数ヶ月で社員が11人も辞めたことは、以前記事として書いた。
それにもかかわらず、消費税増税前の駆け込み需要のおかげで、昨年度の会社の売上は20%以上増加したそうだ。(決算は社員に公表されないので、噂でしかないが)
そのためかどうか知らないが、会社の駐車場の一部をつぶして、会長専用の車庫が建てられることになった。(もちろん会社経費で)
アスファルト部分を壊す工事が昨日からはじまった。
一般の社員には寝耳に水だった。そんな計画があるとは誰も知らされていなかった。
会長の車は、もちろん外国製の高級車である。雨の日には別の(比較的)安い国産車を使う。汚れるのが余程嫌なのだろう。
もはや社員は諦めムード。
「備品ひとつ買うのになかなか承認されないのに、自分の買い物にはいくらでもお金を使う。社員は会長の車庫のために働いているんじゃない」という人もいた。
もちろん、表立って言えないので、陰で言うだけだが。
また退職する人が増えるのではないかと、皆危惧している。
そういうわけで、私のサラリーマンの給与は、消費税増税分も増えることなく、苦しい生活を余儀なくされている。
こんな状況で、「会社業績が上がれば、自然に給与があがる」とは誰も信じない。
利益がでても会長の私物にしかならないのは、揺るぎない事実で示されている。
以前「コーチング」を批判した記事を書いたが、こんな状況の会社で「コーチング」は機能するのだろうか?教えて欲しいものだ。
私には、会社に対する忠誠心はない。両親などは、それを悪いことのように責められることがある。
本当に私がおかしいのか、会社がおかしいのか、どちらだろう?