この三年ほど、立て続けに近親の不幸があって、家族を含めて誰も年賀状を出すことがなかったのだが、今度の正月に久方ぶりに年賀状を出せることになった。
だが、その三年の間に年賀状印刷専用に使っていたキャノンのプリンタが壊れたーーわけではなくて、10年以上壊れもせず利用できたのだが、電気店に行ったら、そのプリンタ用のインクタンクが製造中止になっていて、印字できなくなったことを知った。いつ購入したのか思い出せないくらいだが、(この三年間使用していないとはいへ)14年は経っているはずなので、十分元は取れたと言える。
それで、この数日プリンタを物色していたのだが、私の予算内では、年賀状専用(時々A4印刷する)に適当なプリンタがほとんど見当たらなかった。ずっとキャノンを買ってきたのだが、キャノンを含めて、ほとんどのプリンタが前面給紙のカセット式ばかりで、後部(リア)から給紙できても1枚ずつ手差しで、後部給紙で複数枚を連続印刷できるものは、エプソンのPX-049AかPX-045Aくらいしかなかった。
実は、個人事業の事務所にブラザーの複合機があって、それで試しに使用済みの古い年賀状でテスト印刷してみたのだが、前面給紙のカセットから内部ではがきを急反転しているため、連続で印刷すると、数枚で紙送りができなかったり、印字がずれたりした。つまり、年賀状の印刷失敗が大量に発生するということで、買いなおしの損失が馬鹿にならない。
それで、はじめてエプソン製のプリンタを買うことにしたのだが、PX-045Aは2012年の発売で、来年当たり製造中止になる恐れがあり、できればまた10年くらい使いたいので、今年の9月に新発売したPX-049Aを購入した。税込みで1万7百円弱だった。スキャンとコピーができるようになったが、私にはオマケみたいなものだが、お得と言えばお得な感じ。
EPSON エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ PX-049A
- 出版社/メーカー: エプソン
- 発売日: 2016/09/15
- メディア: Personal Computers
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USBケーブルが付属していないが、Wifiで無線LAN印刷ができる。
後部から給紙だと、まっすぐ正面に紙送りするので、硬い年賀状の紙質に印刷するときは、やはり安心だ。
それと、前に使用していたキャノンのプリンタは、ブラックとカラーの2インクタンク方式で、カラー3色の1色でもなくなると、(内部の3色の混交がどうなっているのか知らないが)もったいないと思いながら、他の2色が残っていてもインクタンクを変えなければならなかった。(しかも3色一体なので価格も高い!!)PX-049Aは4色がそれぞれ独立したインクタンクなので、ランニングコストも良くなると思う。
Wifiの接続も簡単だったと言いたい所だが、私は昔、自宅サーバーとか仕事場からのリモート接続とか、自宅のルーターの設定を細部までカスタマイズしてしまっているので、設定をそれにあわせるのに少しだけ苦労した。(と言っても、ルーター側のIPアドレス関係の設定とMACアドレスの登録とかだが)普通の接続ならWPSで一発なのだろう。
ちなみに、ルーターは、細かいところまで自分で設定することができるNEC製のAtermをずっと愛用している。バッファロとかアイ・オー・データのルータだと、設定できる項目にかなりの制限があるから嫌いだ。
NEC Aterm WG2600HP 11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯) 同時利用タイプ 1733+800Mbps PA-WG2600HP
- 出版社/メーカー: NEC
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年賀状ソフトは、ずっと使っている”筆まめ”を三年ぶりにバージョンアップ版を買ってアップグレードした。
これで準備万端。来月までに文面を作成して、家族の分も年賀状を印刷できるようになった。
エプソンのプリンタも良さそうだし、やっぱり年賀状には後部からの給紙が絶対にいいと思った。